アメリカでの就労経験

留学後の道。経験をどう生かす?

海外就労体験:匿名希望 40代女性

「英語留学」というのは、英語を勉強する為に海外に行くわけですが、
英語を勉強し、身に付けたらそれでおしまいでしょうか?

ただ、自分の中で英語が身に付いた達成感を得て終わりでしょうか?

、、、違いますよね。

皆さんそれぞれ先の目的があって留学を決意していると思います。
留学で英語を身につけた先の目的が。

その目的として一番メジャーなものといえば、
「世界を相手に仕事、ビジネスがしたい!」
ですよね。

ですが中々、海外での就労ってイメージがつかないと思います。

そこで!すでに海外での就労経験をお持ちの方々に体験談を聞いてきたので、
この機会にリアルなお仕事経験を見ていただければと思います!

これからこういった記事も増やしていくので、
留学後に進む道の参考として是非お読みください。

海外での就職活動について

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10年前に国際結婚をしてアメリカに渡りました。
現地についてから、まず職を得るために就職活動をすぐに始めました。

その当時は英語力も低く、
ましてやアメリカの会社で雇ってもらえるほどビジネス英会話の力もなかったため、
必然的に日本語も使える日系の会社に絞って就職活動を行うことになりました。

ネットでの就職サイトのようなものはかなりありましたが、
その中でも日系企業への就職あっせんを中心に行なっているエージェントを見つけ、
そこに登録することから始めました。

今までの職歴やスキルなどを細かく登録して、
エージェントとの面接で希望職種や希望給与などについて話しあいました。

あとはマッチする仕事が出た時に改めて、
エージェントからの連絡があるということで2ヶ月ぐらいの待機期間がありました。

やはり日系ということに絞っていたので、
求人の絶対数が少なかったのが長期の待機期間に繋がったのだと思います。

面接から採用へ

日系の流通関係の会社の一般事務の求人が紹介されたので、
そのままエージェントさんに話を進めてもらうことにしました。

ほどなくして面接の日時が決定し、
その会社の名前と住所がここで初めて明かされます。

かなり大手の物流会社で私も名前を知っている会社でした。

一人で面接におもむき、
採用担当の日本人の方と、
実際に働くことになるかもしれない部署の、
白人男性マネージャーの二人との面接となりました。

かなり緊張しましたが日本語が主で面接は進められ、
福利厚生についての説明を受けたりというわりと雑談的な内容が多かったです。

最後にマネージャー格のアメリカ人とは英語で簡単な質疑応答という形で、
案外リラックスした雰囲気の中で面接が進みました。

採用についてはその場では当然回答はなく、
エージェントの方から連絡があるというお話で面接は無事終了しました。

無事に採用されてからの仕事内容

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面接してちょうど1週間後に、
エージェントの方から電話連絡があり無事に採用されたということでした。

一社目で、採用されたのはかなりラッキーだったようです。

アメリカは当時かなり不景気でしたし失業率も高めだったので、
就職活動は長期戦になることを覚悟していたので、かなり嬉しかったです。

日本では電機メーカーでの総務事務をしていたので、
この日系会社での仕事内容には、
それほど変わりがなかったのが採用の決め手になったのかと想像しています。

実際の仕事内容は、総務事務と雑務がメインでした。

タイムカード管理、給与計算から社員の出張手配、
ホテルへの連絡など、ほぼなんでも屋という感じでした。

大手企業でありながら駐在事務所は非常に少人数でしたので、
仕事のボリュームは決して多くはありませんでしたが、
細かい仕事の幅が広いという印象でした。

それでも2ヶ月ほどで何となく慣れてきたという感じです。

苦労したこと

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国際結婚をしている夫は日本語が得意なので、
日常会話では日本語が8割で英語が2割という感じですが、
職場は、上司がアメリカ人のためほぼ9割が英語でした。

しかも書類もすべて英語ですから、
最初の2ヶ月ぐらいはかなり苦労しました。

特に電話は恐怖でした。

早口の英語で名前を名乗られたりした時点でパニックになってしまうので、
相手の用件さえもしっかり聞き取ることができず、
結局近くにいる社員にそのまま丸投げしてしまうことも何度もありました。

こればかりは慣れるしか解決策はありませんでした。

自分でも、積極的にテレビでニュースをみて内容を把握するように勉強したり、
ビジネス英語の教本を購入して、
電話応対の基本会話文などを暗記して頭に叩き込む努力をしました。

めまぐるしく毎日の業務をこなしていくうちに、
2ヶ月ぐらいでだいたいの業務内容をそつなくこなせるようになってきたと思います。

海外就労する際のアドバイス

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海外で仕事をするというのは想像以上に大変なことです。

もちろんまず仕事を見つけるところからスタートする場合、
運が悪ければかなりの時間がかかる場合があると思います。

ですから日頃から自分の自信が持てるスキルを身につけておくと大きな武器になるでしょう。

また就職エージェントは最大限に活用した方が早く就職先が見つかりますので、
まずは登録することから始めると良いと思います。

あと、いきなり現地の会社で働くよりも、
最初は日系企業で働いた方が、
アメリカ流の仕事に慣れるためのウォーミングアップができるのでおすすめです。

ある程度経験を日系で積んでから現地会社へ転職するほうが成功率も高まります。

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