セブ島で学校を決める時のポイント

セブ留学で学校選びの目安にしたい5つのポイント

(前田はるかさん:2016年5月〜9月 セブ島留学4ヶ月経験)

これからセブへの留学を考えている方は、どのような基準で学校選びをしていますか?予算や日程などはもちろんのこと、それ以外でも学校選びの目安となるポイントがあります。留学中の生活に大きくかかわる5つのポイントをご紹介します。

①学校の経営資本

留学先の学校自体はセブにありますが、そのほとんどはフィリピン人ではなく外国人によって運営されています。自国の留学希望者をターゲットにセブで語学学校を設立し、留学生を受け入れていて、主に日本資本と韓国資本があります。

日本資本の学校は日本人向けに作られているため、日本人のスタッフによるサポートを受けられて、安心感があります。初めて留学する方や、英語を全く話せないという方には日本資本の語学学校がおすすめです。他の留学生も日本人が多く、ここで仲良くなって週末に一緒に出掛けるという留学生も多いです。食事も日本人が好む味付けで日本食が恋しくなることもありません。そのかわり、日本人が多い環境で授業以外は日本語を使う機会が多くなり、英語が上達しづらいというデメリットがあります。

それに対し、韓国資本の学校なら、韓国人留学生が多数を占めているので日本語をほとんど使わず、英語で話す機会が多くなり英語を上達しやすい環境になります。一方で、食事は韓国人向けの味付けで、食事が口に合わない方も多いという評判もあります。あえて日本語を使わない環境を希望する人は韓国資本の学校を選んでいるようです。

希望するコースの有無

ほとんどの語学学校で、留学生の目的に合わせたさまざまなコースを用意しています。英語を上達させたいという人なら、入門者向けのコースから上級者向けのコースまで幅広く対応していますし、TOEICやIELTSなどの各種語学テストのスコアを上げたい人向けのコースもあります。社会人の留学生には、ビジネス英会話に特化したコース、親子で留学している方には、親子で使える英会話に特化したコースもあります。

また授業のコマ数も、学校またはコース選びの際に考慮しておきましょう。例えば1日9コマ以上受講するコースは、朝から夜にかけて一日中授業を受け続けることになります。それとは別に授業の予習・復習をするとなると、睡眠時間を削って勉強しなければなりません。勉強に費やす時間が長い分、英会話の上達は早いかもしれませんが、慣れない留学先で疲労を蓄積させてしまってはいけません。学校の授業と自習学習、プライベートの時間を両立させられる時間を選ぶようにします。

宿泊先

ほとんどの学校で学生寮を運営しており、1~4人部屋まで選べるところが多いようです。他の留学生と仲良くなりたい方や、費用を抑えたい方は2~4人部屋がおすすめです。反対に、周りを気にせず、1人で気兼ねなく過ごしたいという方は、費用は高額になりますが1人部屋を選びましょう。ただし、一人部屋は人気で空室待ちという寮もあり、いつでも1人部屋に入室できるわけではないので注意が必要です。とはいえ、2~4人部屋でもルームメイトと親しくなれたり、勉強でわからないことを質問しあったりできて、デメリットばかりとは限りません。ルームメイトが他国の留学生なら日本語ではなく英語で話すので英語の上達にもつながります。

学校の立地

セブの繁華街と郊外では雰囲気がガラッと変わります。例えば、近くにスーパーや飲食店などがあれば、外出した時にすぐに用事を済ませるし、気軽に外出できます。反対に、繁華街から少し離れたところにある学校なら、買い物が不便だと感じるかもしれませんが、必然的に外出する機会が少なくなるため、学校で勉強する時間が長くなるというメリットもあります。
現地では、雑貨類など日本からは持ってこなかったものの急きょ必要になって買い物に行くこともありますし、現地の食事を楽しむために、学校の食堂以外の場所でご飯を食べることもあります。海が近くにあるなら、週末はマリンスポーツを楽しむこともあるでしょう。このように外出する時間が増えると、その分勉強に費やす時間は少なくなります。学校の立地に関係なく、留学中は授業のない平日夜や土日に英語の勉強に集中できるよう自己管理が求められます。

いざというときのサポート

留学中、急に体調を崩してしまい、医師による診察を受けたくても言葉が通じないためにどう対処したらいいかわからない、というケースも考えられます。ほとんどの語学学校では、留学生が体調を崩してしまったときのために、地元の病院と提携を組んでいます。医師や看護師が定期的に学校を訪問してくれたり、急病の時は学校のスタッフが病院まで一緒に来てくれたりするので、体調を崩した留学生に対しケアがどのように行われているのか、留学前に確認しておきましょう。病気の時以外でも、困ったことがあれば気軽に学校のスタッフに相談できる環境の学校を選ぶと良いでしょう。

まとめ
費用や留学期間だけではなく、留学後の環境についてもご自分の希望する条件を挙げていくと、語学学校が徐々に絞られていき学校を選びやすくなります。留学の目的と語学学校を選ぶ条件を明確にして、理想の学校を探してみてくださいね。

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