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アメリカスタイルを学んだ交換留学
アメリカ留学体験:奥野 悠里さん 26歳
私は大学2年の夏(8月)~3年の春(5月)まで約9ヶ月間、
アメリカのカリフォルニア州の総合私立大学へ交換留学生として留学しました。
その体験について、以下の項目別にお話したいと思います。
留学前に準備した事
留学へ行くには、まず英語力を上げることが不可欠です。
特に私は語学留学ではなく、交換留学生として現地の大学で現地学生と共に授業を受け、
単位を取らなければならなかったので、そのための英語力を身につけていかなければなりませんでした。
英語を話す練習は大学内の先生と話し、
なるべく英語を話す機会を持つよう努力しました。
読み書きとリスニングは、TOEFLという英語の資格試験の勉強をすることで対策しました。
トータルでかかった費用について
ざっくりとした計算ですが、全部で約180万円程でした。
内訳は、
・授業料と寮費 約100万円
・学食代 約30万
・お小遣い 約50万
でした。
お小遣い代には、
・途中で日本に一度帰国した際の飛行機代
・日用品代
・旅行代
交際費等が含まれています。
交換留学生として留学へ行くと、アメリカの大学の授業料を納めるだけで、
留学中は日本の大学へ授業料を納める必要はなかったので、その分お金についてはすごく助かりました。
また、留学生のための奨学金も沢山あるので、
留学に行く前には早めから調べておくことをお勧めします。
実際、私も返還不要の奨学金を頂くことができ、
留学中は月8万円、奨学金を頂いて留学費用にあてることができました。
現地での授業
アメリカの授業は、よく言われるように少人数のものがとても多いです。
大きな教室での講義もありますが、
日本の大学のように何百人もの生徒が一度に授業を受けることはありませんでした。
多くても、せいぜい50人程度の授業でした。
アメリカでの授業でまず私が苦労したのは、
教授が話すスピードが速くて何を言っているのか理解できなかったことです。
日本の大学では英語は得意な方でしたし、
留学前には一生懸命勉強してきたつもりでしたが、私の英語に対する自信は一日で消え去ってしまいました。
このままではいけないと分かった私は、
授業の予習・復習をしっかりすることを決意しました。
まず予習に関しては、次の授業で勉強する範囲を事前に知らせてくれてあるので、
前日までにその部分の教科書を全て読み、重要だと思う部分に線を引いておきます。
また、分からない単語は調べておきます。
そして当日の朝、授業前に再度、線を引いた部分を読み返します。
この予習方法を行うことで、授業の初めに時々ある急なミニテストにも対応することができました。
そのようなミニテストもしっかり成績に反映されてしまうので、予習は不可欠です。
また、予習をしていくことで授業の内容はだいぶ理解することができるようになります。
授業中は、とにかく先生が言ったこと、耳に聞こえたことをノートに殴り書きしていました。
日本人にとって話すスピードが速い英語の授業では、
理解しながら綺麗にノートを取るのは難しいことが分かったので、
授業中はとにかくメモを増やすことを重視しました。
そしてその日のうちに復習をし、
メモを見返しながら改めて学んだ内容をまとめていきます。
毎日ここまでするのには数時間かかりますが、これだけの勉強量でないと良い成績は取れませんでした。
留学から学んだ事
アメリカの学生は、平日は本当に沢山勉強します。
その分、金土の夕方から夜中はパーティをして遊び、
日曜日のお昼過ぎからまた平日に向けて勉強を始めるというオンオフの切り替えがはっきりしたスタイルでした。
私は、アメリカ人のそのスタイルを学び、
今後の人生に活かすことができたのはとても良かったと思っています。
上記のように、アメリカ留学は想像していたより努力が必要でした。
しかし、アメリカ人の生活スタイルから学ぶことは沢山あり、
辛いこともありましたが、良い思い出が沢山できました。
また、人生の中で機会があれば、いつかもう一度アメリカに住みたいと思っています。