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オーストラリア・アデレードへの短期留学
オーストラリア留学体験:匿名希望
私は現在大学生1年生です。
高校1年生の3月に2週間ほど、
オーストラリアのアデレードにある姉妹校に短期留学をしました。
その時の経験談をお話しします。
留学前に準備したこと
まず、オーストラリア英語の勉強をしました。
オーストラリアの英語にはtodayをトゥダイ、
maybeをマイビーと読むなどの独特の発音があります。
その為、勉強しておかないと聞き取れなくて苦労すると聞いて、
動画を見たりネットで調べたりしました。
それから、オーストラリアでは水が貴重なので買うと高いと聞いて、
500ミリペットボトルの水を8本ほどスーツケースに詰めました。
これはすごく役に立ちました。
トータルでかかった費用
高校のプログラムの一貫だったので、個人負担は20万ほどでした。
また、現金は6万円持って行って半分使って帰ってきました。
普通の全てが実費の語学留学とは違い、学校からの留学なので、
負担する費用も少なくて済みました。
現地での授業の感想
現地の高校では、バディと一緒に授業に参加したり、
その高校の生徒の前で、班ごとに日本についてのプレゼンテーションを行ったりしました。
バディの子が工学系の授業を選択していたので、
木工や金工の授業に参加して、一緒にアクセサリーや小物を作ったり、
理科の実験に参加したりしました。
日本人の学生と違ってみんな積極的に手を挙げて発言したり、
先生たちと議論を交わしたりしていて驚きました。
また、1人1台パソコンを持っていて、
授業の際はいつもパソコンを使って授業に参加していました。
留学生も多く、日本人や中国人の学生も多く見かけました。
日本についてのプレゼンテーションでは、4人1組の班で、
事前に準備したパワーポイントを用いてプレゼンをしました。
そしてそれについて現地の生徒や先生たちと話し合いをしました。
日本人からみた日本と、オーストラリアからみた日本はやはりかなり違っていて、
世界から日本がどのように見られているのかを知る良い機会となりました。
そして、最も驚いたのが日本のアニメやマンガの人気でした。
アニメに詳しいつもりでいた私でもわからないことを聞かれたり、
日本のアニメを見て日本語がしゃべれるようになったという人もいました。
日本のポップカルチャーは、
私たち日本人が思っている以上に素晴らしい文化であるといことがわかりました。
ちなみに最も喜ばれたお土産は、
とある日本のアニメがプリントされたポケットティッシュでした。
現地での思い出
オーストラリアに行って大変だったのが、オーストラリア英語と、水不足でした。
オーストラリア英語は慣れるまで聞き取るのが難しく、
行ってから1週間くらいでようやく慣れてきました。
また、水は本当に貴重でペットボトル1本が、日本円に換算すると200~250円ほどしました。
ホームステイ先でも水の使用について注意され、
シャワーも2日に1回10分ほどしか使えませんでした。
ウェットティッシュとドライシャンプーを持って行って正解だったと思います。
楽しかったのは、オーストラリアの農業見学と、動物園でした。
農業見学では、有機栽培を行っている農園に行って、
オーストラリアの固有種や農業の方法について学ぶことができました。
生のピスタチオをその場で剥いて食べたのが1番の思い出です。
動物園では、コアラに触ったり、
ウォンバットやタスマニアタイガーを見たり、ワラビーと戯れたりしました。
ワラビーは奈良公園の鹿のように放し飼いにされていて、
餌をあげたり触ったりできました。
ただ、友達は紙袋をワラビーに噛みちぎられていたので、手荷物には要注意です。
最後に
オーストラリアでの短期留学は大変なこともありましたが、
一生忘れられない思い出となりました。
日本にはない広大な自然とその厳しさ。
その中で人々が育んできた文化に触れることができて、自分の世界が広がりました。
南半球に位置しているので季節も真逆で、国の大きさも全く違う。
移民が多いので様々な民族の人が共に住んでいる。
そんなオーストラリアの人々と触れ合ったことはこれから先も私の人生の宝物です。